叱りすぎて子どもが過呼吸に!対処の仕方と起こさないためには

子どもが言うことを聞かない!なんでもイヤイヤ言う!
ママのイライラが頂点に達すると、いけないと思ってもついつい怒鳴ってしまうことがありますよね。

しかし、激しく怒りすぎると子どもによっては大泣きして過呼吸になってしまう子もいます。
過呼吸になったら、どうすればいいの? 今後の対応は?

今回はそんな疑問について説明します。

どうやって収めるのがよいのか?
今後も続くのか?
ならないようにするにはどうすればいいのか?


そもそも過呼吸とは

過呼吸は文字通り呼吸が過剰になってしまうことです。呼吸が浅く早くなることで血液中の酸素濃度が濃くなり、二酸化炭素量が少なくなります。
そうすると、脳が二酸化炭素不足で呼吸を止めようとするので「呼吸ができない」という状態になるのです。

過呼吸は精神的なストレスや不安などが極度に高まったときに起こることが多くあります。
人は強いストレスを受けると筋肉が収縮しますが、それが呼吸器系の筋肉でおこることで過呼吸になります。

子どもが過呼吸になる原因

幼児が過呼吸になる原因として一番多いのが、母親もしくは父親が激しく怒鳴って大泣きしたときです。幼児は感情のコントロールがまだできない上に大泣きすると感情が不安的になるのでかなり大きなストレスがかかっている状態といえます。

ストレスは誰でもかかりますが、それを受け止めること、どのように感じるかは子ども一人ひとり違います。同じように怒っても過呼吸になる子とならない子もいます。少しのことで過呼吸になる子というのはストレス耐性が低い子どもだといえるかもしれません。

もし、子どもの過呼吸が初めてでしかも軽度の場合は二度と起こらなくなることもありますが性格的なものもあるので、通常は回復しないと言われています。環境を配慮し発生しないようにすることは可能ですが、症状そのものが消えたわけではないので以前発生したときと同じような状況になれば再度発生するでしょう。

今後に悪い影響はでるのか?

子どもが過呼吸になってしまって心配なのが成長への影響ですが、過呼吸は一過性の状態なので起きたことによって知能が悪くなったり性格的に問題が発生するとうことはありません。ただ、初めて過呼吸を起こした場合は他の病気の可能性もあるので病院で診察を受けた方がいいでしょう。

受診する病院はかかりつけの小児科でいいですが、精神的な問題が大きいという場合は心療内科や小児精神科などを受診することも考慮に入れてください。

過呼吸を起こす子というのは、神経が細かい、慢性的なストレスがある、感受性が高いなどの特徴があることが多いです。同じように何度も過呼吸を起こすことも考えられますので、今回どうして過呼吸になったのか原因についてはよく考えておく必要があります。

過呼吸を止めるには

過呼吸は落ち着いて自分で収まる場合もありますが、なにもせずに放っておくとパニックになって呼吸困難になることもあります。適切な方法で過呼吸の状態を止める必要があります。

以前はビニール袋や紙袋を口に当ててその中の空気だけで呼吸する方法が一般的でした。過呼吸は二酸化炭素濃度が低くなるので、袋内だけの空気の循環によって二酸化炭素量を増やそうということです。しかし以前、この方法で窒息事故が起きたことから現在は推奨されていません。

現在は過呼吸を止める一番いい方法は気をそらすことです。大人がそばで話しかけて会話をする。体を動かして規則的に呼吸をする状態をつくることで意識を「呼吸をしなきゃ」という状態から遠ざけます。過呼吸の対応方法として腹式呼吸をするというのも対応方法も有効ですが、幼児に腹式呼吸といってもわかりませんので大人の声掛けと体を動かす方法の方が確実です。

一番避けたいのが大人のパニックです。子どもが苦しそうにしているのを見ると焦ってしまいますが、過呼吸で命に係わることはありません。落ち着いて「大丈夫だよ。すぐに収まるからね」と話しかけ、子どもを落ち着かせることが大切です。

過呼吸を繰り返すとどうなる?

子どもの過呼吸が起きてしまった場合、同じように何度も繰り返すことは避けなければなりません。
過呼吸になるということはストレスを受けやすい、もしくはキャパを超えたストレスを受けているということです。
もし、過呼吸を何度も繰り返すほどのストレスを受け続けていると、大きくなっても心の問題を抱えて大人になってしまいます。

そうは言っても、子どもによってはストレス耐性がかなり低い、また過剰に感じすぎて過呼吸を起こしてしまう子もいます。大人としてもしつけをせずに自由に育て過ぎても問題です。そのように過呼吸になりやすい子の場合は自分で対処できるように成長を待つしかありません。

過呼吸を起こしてしまった場合、慌てずに「大丈夫だよ」「そばにいるよ」などと声をかけてあげてください。成長するにつれ、精神面も強くなって子ども自身で対処ができるようになってきます。

叱らないためにはどうすればいいのか

叱りたくないのに、どうしても怒鳴ってしまう。

それはある意味しかたがないです。姑は口うるさい、旦那はまったく家事を手伝ってくれない のに、「ギャーギャーすぐ泣く」「言うことをまったく聞かない」「毎日イヤイヤ」「ちらかす、汚す」、などイライラが溜まっていたら温厚な大人でも怒鳴ったり手をあげたくなってしまいます。

1.まずはママの精神を落ち着かせる
怒鳴ってしまうのは、ママの心の栄養が足りていない場合がほとんど、毎日子どもや旦那さんの世話、義両親との関係などイヤなことばかりでは怒るというのは無理です。 休日ぐらいは旦那さんに子どもをあずかってもらってリフレッシュしましょう。育児の大変さは実際にやらないとわかりません。専業主婦は家事が仕事、でも育児はママとパパで協力しないと乗り越えられません。

2.イライラの原因を探る
子どもを感情のままに怒鳴ってしまう原因はなんですか?旦那さんのことですか?ママ友などの別の人間関係ですか?なぜ心に余裕がないのか原因を探してみてください。 そのことは子どもにどうしても必要ですか? 怒鳴られて過呼吸を起こしてつらい子どもを改善できなくとも、そのままにしてまでやらなければいけないことですか?

3.ついカッとなってしまう場合は
子どもがなにかをいたずらした、危ないことをした。そんなときついカッとなって怒鳴ることは誰にでもあります。特に命に係わるような危険なことは叱らなくてはなりません。 でも叱るときに大声で怒鳴る必要はありません。うちの子は怒鳴らないとわからないという人もいますが、子どもは目を見て真剣に話せば、「あ、今は本気なんだな」と雰囲気で分かります。 カッとなったら一度深呼吸をしてから冷静に、でも本気で悪いことだと説得しください。

4.どうやってもイライラが収まらない
リラックスしろとか、落ち着いて叱れとか言われても、なにをやっても感情が高ぶってイライラが収まらないという場合。そんなときは、もしかして病気だったり精神が病的に疲れているのかもしれません。まさか私がと思うかもしれませんが、子どものためにも一度心療内科などに相談してみてください。

まとめ

過呼吸は子どもに強いストレスがかかることで起こりやすくなることを解説してきました。
幼児に強く怒鳴るような叱り方は、将来PTSDになったり、アダルトチルドレンになるような不安な要素を抱えることになります。

子どもは感情をコントロールできない上に、日々のストレスやいやなことをうまく説明できずに心に蓄積しがちです。過呼吸は子どものSOSサインなのかもしれません。過呼吸になったこと子どもや自分を責めるのではなく、これからは過呼吸を起こさないようにすることが大切ではないでしょうか。

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